アホ社長のブログ
離島採集記録18~沖縄県石垣島。
2014年11月22日
平成26年11月9日~14日、沖縄県石垣島。
今回は「石垣島採集旅行」へ私(KOBA)と弟の蛇メタの2人で行く事になった。私達の遅い夏休みである。平成14年(2002年7月末)には家族6人で、平成18年 (2006年6月末)には与那国島の帰りに仲間5人で、平成24年 (2012年10月末)には蛇メタと2人で、今回で4回目の石垣島訪問である。ここは観光リゾート地というより都会である。
11月(秋季)に決行するのは昨年(2013年)に続き3回目であり、採集可能日数は4日間という余裕の無い中での決行である。私達 “アホ兄弟”に関しては経験上現地に到着できれば後は何とでもなる、というアホ的思考である(笑)。
今回は過去に幼虫・成虫での採集・飼育はあるが、来春(2016年)から採集禁止の噂があるためヤエヤマタテヅノマルバネクワガタ(石垣島亜種) 成虫の生態を現地で確認するため(お別れするため?)の旅行である(種属名は最初のみ和名フルネームで2回目以降から短縮和名で登場)。このマルバネクワガタは秋季にしか出現しない南西諸島の数か所の離島にひっそりと生息する幻のクワガタである。
マルバネ種族は採集禁止や天然記念物指定亜種も存在し、環境変化で絶滅する恐れがある希少種である。発生初期には夜間のみ原生林内の発生樹木に出現するのだが、毒蛇ハブ(石垣島の場合はサキシマハブとヒメハブ)に守られ、かつ夜間のため遭難や滑落等といった危険を伴う行程となる。何よりも度胸が試される勇者向きクワガタである。発生後期には路上等を徘徊する。効率はかなり悪いが安全な採集方法である。東日本のオオクワガタと西日本のマルバネクワガタが自然界の採集難度及び絶滅危惧種ということから最上級のクワガタとされている。
11月9日(日)、芽室(自家用車)→高速道路→千歳有料駐車場→送迎バス→新千歳空港→東京羽田空港(昼食「味噌ラーメン」)→石垣空港→送迎バス→レンタカー屋→石垣市某ホテル。朝7時30分に自宅を車で出発。18時頃に石垣島に無事到着。気温27℃。この時期としては北海道の気温の3倍位である。レンタカー手続及び宿泊ホテルのチェックイン後、先に送付しておいた採集・登山用具等を車に積込み、21時頃に島内を下見に行く。全日程、蛇メタが運転した。
Y岳の林道上でいきなり無毒蛇のアカマタに遭遇。ここの林道ではレンタカーが2台停車していた。日本各地から来ている同業者達である。採集中に話しかけて来た一人は爬虫類の採集者であったが、先に来ているマルバネ同業者の情報を教えてくれた。4人組で今夜はポーズとのこと。この時期になると外灯に昆虫等は飛来していない。路上を歩く黒いゴキブリがマルバネに似ていてかなり騙される(苦笑)。疲れたので深夜1時頃に某コンビニへ寄ってから宿泊ホテルへ帰還する事に。
11月10日(月)、朝食バイキング後、9時頃に宿泊ホテルを出発。先に某コンビニに寄ってから採集地の原生林内の下見に行く。朝は曇っていたが直ぐに快晴に。景勝地の「川平湾」に寄ってからN岳へ向かう。舗装道路脇で天然記念物の爬虫類セマルハコガメを発見。草叢ではタマムシを発見。登山道の入口付近の樹木にはサキシマヒラタクワガタ♂が樹液に来ていた。今回の島内発見第1号クワガタである。毎回石垣島に来ると採集しているクワガタなのでルアーケースで持ち帰る事に。爬虫類のサキシマキノボリトカゲにも結構遭遇。その後Y岳の下見へ行き、近くの戦争遺跡探訪へ。
一旦、宿泊ホテルに帰還し、市街の有名店で夕食(「八重山そばセット」+「石垣地ビール」)を取り、前日のY岳へ向かう。樹液に付くオキナワコカブトムシを採集。樹上の洞では毒蛇ヒメハブに遭遇(汗)。更に樹木根元で蛇メタは毒蛇サキシマハブに遭遇(大汗)。ついでにプチ遭難(苦笑)。余りにも疲れたので某コンビニに寄って、深夜2時頃に宿泊ホテルに帰還。採集圧なのか、時期が遅いのか、マルバネは発見出来ず。
11月11日(火)、朝食バイキング後、10時頃に宿泊ホテルを出発。昼食を買いに某24時間ストアへ。朝は曇っていたが直ぐに快晴に。N岳の下見後、毎度行っている沖縄県最高峰の「於茂登岳」へ。今回ここでの採集はスルーする事に。一旦、宿泊ホテルに帰還し、近くの某和食レストランで夕食(「八重山そば+オリオンビール」)を取る事に。その後N岳の原生林内へ夜間採集に。プチ遭難したが、お蔭でマルバネ♂4を採集。漆黒の闇が好きなクワガタなのでライトを当てると逃げようとする。何とか今回の目標が達成できた(祝)。他にヤエヤマサソリモドキや爬虫類のミナミヤモリにも遭遇。Y岳にも寄るが全く発見できないのでここの採集は諦める事に。某24時間ストアへ寄って、深夜2時頃に宿泊ホテルに帰還。
11月12日(水)、朝食バイキング後、快晴なので10時頃に宿泊ホテルを出発し、観光で竹富島に渡る事に。フェリーで約15分で到着。送迎バスに乗り、到着後は「水牛車」にのり島内をのんびりと移動。メイン通りを観た後は記念撮影となり自由解散。私達はレンタサイクルで島内の他の景勝地等を巡ってから石垣島に帰還。レンタカーで「川平湾」に移動してグ「ラスボート」に乗り、無料アイスクリームを食べてから宿泊ホテルに帰還。少し雨が降って来た。
宿泊ホテル隣接のレストランで歓迎無料ジュースを頂いてから19時開始のFB(フェイスブック)グループ「鋼鉄倶楽部」の「石垣島オフ会」のため石垣市街某居酒屋に兄弟で向かう。幹事のU氏(仮称)のメタルバンドのメンバー達や同級生親子も参加し大盛り上がり。8名が参加。楽しかったなぁ。私は飲酒状態。蛇メタは呑まないので運転が大助かり。次回の再会を約束して23時頃に散会となり、そのままN岳へプチ採集に。それでもマルバネ♂1を採集し、深夜2時頃に某24時間ストアに寄ってから宿泊ホテルに帰還。
11月13日(木)、採集のできる最終日。朝から雨。朝10時頃に宿泊ホテルを出発。レンタカーで移動して早目(11時~)に某有名店で昼食(ソーキそば)を取ってから島内観光をする事に。夜間は某24時間ストアへ寄ってからN岳へ行く。マルバネ♂をゲットし採集は終了する事に。深夜0時頃に宿泊ホテルに帰還し荷物整理。
11月14日(金)、朝食バイキング後、石垣市某ホテル→レンタカー屋→石垣空港→東京羽田空港(昼食「ポークカレー」)→新千歳空港→JR南千歳駅→JR芽室駅。この日は朝から雨である。8時半頃に宿泊ホテルを出発した。疲れていたのか乗物はほぼ寝ていた。
蛇メタは翌日(15日・土)から2日間の資格研修会のため新千歳空港到着後は降雪の中、札幌へ。私は翌日から2日間の長男(高2)が出場するバドミントン大会の観戦のため地元へ帰還。
北海道に着くと寒さに感覚が麻痺(同じ日本国なのか?)してしまう。自宅到着は20時半頃だった。これで今年の離島採集旅行は終った。次回(2015年)の採集旅行等は現時点では未定である。もし決行可能ならまた秋頃かなぁ。
採集結果(原生林樹木ルッキング・樹液)→ヤエヤママルバネタクワガタ♂6、 サキシマヒラタクワガタ♂1、オキナワコカブトムシ1。
続きは次回に。
今回は「石垣島採集旅行」へ私(KOBA)と弟の蛇メタの2人で行く事になった。私達の遅い夏休みである。平成14年(2002年7月末)には家族6人で、平成18年 (2006年6月末)には与那国島の帰りに仲間5人で、平成24年 (2012年10月末)には蛇メタと2人で、今回で4回目の石垣島訪問である。ここは観光リゾート地というより都会である。
11月(秋季)に決行するのは昨年(2013年)に続き3回目であり、採集可能日数は4日間という余裕の無い中での決行である。私達 “アホ兄弟”に関しては経験上現地に到着できれば後は何とでもなる、というアホ的思考である(笑)。
今回は過去に幼虫・成虫での採集・飼育はあるが、来春(2016年)から採集禁止の噂があるためヤエヤマタテヅノマルバネクワガタ(石垣島亜種) 成虫の生態を現地で確認するため(お別れするため?)の旅行である(種属名は最初のみ和名フルネームで2回目以降から短縮和名で登場)。このマルバネクワガタは秋季にしか出現しない南西諸島の数か所の離島にひっそりと生息する幻のクワガタである。
マルバネ種族は採集禁止や天然記念物指定亜種も存在し、環境変化で絶滅する恐れがある希少種である。発生初期には夜間のみ原生林内の発生樹木に出現するのだが、毒蛇ハブ(石垣島の場合はサキシマハブとヒメハブ)に守られ、かつ夜間のため遭難や滑落等といった危険を伴う行程となる。何よりも度胸が試される勇者向きクワガタである。発生後期には路上等を徘徊する。効率はかなり悪いが安全な採集方法である。東日本のオオクワガタと西日本のマルバネクワガタが自然界の採集難度及び絶滅危惧種ということから最上級のクワガタとされている。
11月9日(日)、芽室(自家用車)→高速道路→千歳有料駐車場→送迎バス→新千歳空港→東京羽田空港(昼食「味噌ラーメン」)→石垣空港→送迎バス→レンタカー屋→石垣市某ホテル。朝7時30分に自宅を車で出発。18時頃に石垣島に無事到着。気温27℃。この時期としては北海道の気温の3倍位である。レンタカー手続及び宿泊ホテルのチェックイン後、先に送付しておいた採集・登山用具等を車に積込み、21時頃に島内を下見に行く。全日程、蛇メタが運転した。
Y岳の林道上でいきなり無毒蛇のアカマタに遭遇。ここの林道ではレンタカーが2台停車していた。日本各地から来ている同業者達である。採集中に話しかけて来た一人は爬虫類の採集者であったが、先に来ているマルバネ同業者の情報を教えてくれた。4人組で今夜はポーズとのこと。この時期になると外灯に昆虫等は飛来していない。路上を歩く黒いゴキブリがマルバネに似ていてかなり騙される(苦笑)。疲れたので深夜1時頃に某コンビニへ寄ってから宿泊ホテルへ帰還する事に。
11月10日(月)、朝食バイキング後、9時頃に宿泊ホテルを出発。先に某コンビニに寄ってから採集地の原生林内の下見に行く。朝は曇っていたが直ぐに快晴に。景勝地の「川平湾」に寄ってからN岳へ向かう。舗装道路脇で天然記念物の爬虫類セマルハコガメを発見。草叢ではタマムシを発見。登山道の入口付近の樹木にはサキシマヒラタクワガタ♂が樹液に来ていた。今回の島内発見第1号クワガタである。毎回石垣島に来ると採集しているクワガタなのでルアーケースで持ち帰る事に。爬虫類のサキシマキノボリトカゲにも結構遭遇。その後Y岳の下見へ行き、近くの戦争遺跡探訪へ。
一旦、宿泊ホテルに帰還し、市街の有名店で夕食(「八重山そばセット」+「石垣地ビール」)を取り、前日のY岳へ向かう。樹液に付くオキナワコカブトムシを採集。樹上の洞では毒蛇ヒメハブに遭遇(汗)。更に樹木根元で蛇メタは毒蛇サキシマハブに遭遇(大汗)。ついでにプチ遭難(苦笑)。余りにも疲れたので某コンビニに寄って、深夜2時頃に宿泊ホテルに帰還。採集圧なのか、時期が遅いのか、マルバネは発見出来ず。
11月11日(火)、朝食バイキング後、10時頃に宿泊ホテルを出発。昼食を買いに某24時間ストアへ。朝は曇っていたが直ぐに快晴に。N岳の下見後、毎度行っている沖縄県最高峰の「於茂登岳」へ。今回ここでの採集はスルーする事に。一旦、宿泊ホテルに帰還し、近くの某和食レストランで夕食(「八重山そば+オリオンビール」)を取る事に。その後N岳の原生林内へ夜間採集に。プチ遭難したが、お蔭でマルバネ♂4を採集。漆黒の闇が好きなクワガタなのでライトを当てると逃げようとする。何とか今回の目標が達成できた(祝)。他にヤエヤマサソリモドキや爬虫類のミナミヤモリにも遭遇。Y岳にも寄るが全く発見できないのでここの採集は諦める事に。某24時間ストアへ寄って、深夜2時頃に宿泊ホテルに帰還。
11月12日(水)、朝食バイキング後、快晴なので10時頃に宿泊ホテルを出発し、観光で竹富島に渡る事に。フェリーで約15分で到着。送迎バスに乗り、到着後は「水牛車」にのり島内をのんびりと移動。メイン通りを観た後は記念撮影となり自由解散。私達はレンタサイクルで島内の他の景勝地等を巡ってから石垣島に帰還。レンタカーで「川平湾」に移動してグ「ラスボート」に乗り、無料アイスクリームを食べてから宿泊ホテルに帰還。少し雨が降って来た。
宿泊ホテル隣接のレストランで歓迎無料ジュースを頂いてから19時開始のFB(フェイスブック)グループ「鋼鉄倶楽部」の「石垣島オフ会」のため石垣市街某居酒屋に兄弟で向かう。幹事のU氏(仮称)のメタルバンドのメンバー達や同級生親子も参加し大盛り上がり。8名が参加。楽しかったなぁ。私は飲酒状態。蛇メタは呑まないので運転が大助かり。次回の再会を約束して23時頃に散会となり、そのままN岳へプチ採集に。それでもマルバネ♂1を採集し、深夜2時頃に某24時間ストアに寄ってから宿泊ホテルに帰還。
11月13日(木)、採集のできる最終日。朝から雨。朝10時頃に宿泊ホテルを出発。レンタカーで移動して早目(11時~)に某有名店で昼食(ソーキそば)を取ってから島内観光をする事に。夜間は某24時間ストアへ寄ってからN岳へ行く。マルバネ♂をゲットし採集は終了する事に。深夜0時頃に宿泊ホテルに帰還し荷物整理。
11月14日(金)、朝食バイキング後、石垣市某ホテル→レンタカー屋→石垣空港→東京羽田空港(昼食「ポークカレー」)→新千歳空港→JR南千歳駅→JR芽室駅。この日は朝から雨である。8時半頃に宿泊ホテルを出発した。疲れていたのか乗物はほぼ寝ていた。
蛇メタは翌日(15日・土)から2日間の資格研修会のため新千歳空港到着後は降雪の中、札幌へ。私は翌日から2日間の長男(高2)が出場するバドミントン大会の観戦のため地元へ帰還。
北海道に着くと寒さに感覚が麻痺(同じ日本国なのか?)してしまう。自宅到着は20時半頃だった。これで今年の離島採集旅行は終った。次回(2015年)の採集旅行等は現時点では未定である。もし決行可能ならまた秋頃かなぁ。
採集結果(原生林樹木ルッキング・樹液)→ヤエヤママルバネタクワガタ♂6、 サキシマヒラタクワガタ♂1、オキナワコカブトムシ1。
続きは次回に。
カテゴリ
アーカイブ
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
- 2007年
- 2006年
- 2005年
- 2004年