アホ社長のブログ
貸金業務取扱主任者。
本日(5月19日・木)は、突然ですが「資格試験合格体験記」の第19弾の登場です。(私の会社HPの「資格の部屋」を参照して下さい)。http://www.kobayashihome.co.jp/sikaku/sikaku.php 1年に最低1回はこの「資格・検定」のカテゴリーも更新しようとは考えていますが...。
第19弾は「貸金業務取扱主任者」試験(資格)です。この業界(消費者・事業者金融業、金銭貸借媒介業、信販・カード・リース会社等)を目指す方には避けて通る事が出来ない登竜門です。今後受験を考えている方々の参考になれば良いなぁ~と思いますけど。
この資格は「貸金業法」という法律(昭和58年制定)に基いて行われる「企業必置型」の国家試験(資格)です。平成21年8月に第1回目の国家試験が行われ、同年度内には業界の救済措置として合計4回の試験が行われました(それまでは業界用の民間資格があったようです)。法による「貸金業」を営む場合、企業(営業所等)には50人に対して最低1人以上の有資格者を置かなければなりません。但し、有資格者にはまだ「独占業務」まで付与されておりません。
私(KOBA)がこの「貸金業務取扱主任者」試験(資格)を受験(第5回試験)し、合格したのは平成23年1月の事でした(登録は同年3月)。
受験資格は、年齢・性別・学歴・職歴等に関わらず誰でも受験する事が出来ます。合格後の登録申請に関しては何時でも自由にする事が出来ます(但し、合格後1年を過ぎると講習受講義務あり)。
試験は4科目(貸金業法・貸付等法令実務・資金需要者等保護・財務及び会計)合計50問(4択一マークシート方式・制限時間2時間)出題されました。合格点は50点満点で今のところ30点(60%)以上です(合格点は毎年変動すると思われます)。相対試験のように上位から何%が合格という一種の競争試験になって行くと思われます。1時間以内で終了出来たならば合格圏内です。この試験は金融系というより法律系試験であり、実技試験は現在のところありません。
初年度4回分と昨年1回分の合格率は約30~70%前後です。翌年に合格率は約半分になりました。今後も合格率が落ちて来ると思います。数年後には10~20%前後で落ち着くのではないかと思います。昨年からは毎年11月末頃に試験(1年に1回)を実施しています。誰でも受験は出来ますが、業務経験の全く無い一般人で1年以内で合格出来れば早い方だと思います。一般の受験者は少しでも苦手科目を克服した方が良いと思います。
私の場合は運良く1回目の受験で「貸金業務取扱主任者」試験に無事合格する事が出来ました(合格証書はA4横型です)。私の勉強期間は約2ヶ月弱(独学)でした。受験される方のバックグラウンド次第ですが、最低でも1ヶ月以上の勉強期間は必要と思われます。
ちなみに、「貸金業務取扱主任者」試験合格後の登録費用として内閣総理大臣指定登録機関である「日本貸金業協会」へ3150円の手数料を納付すると「登録完了通知」(A4縦型)が封書で送付されて来ました。業務に関る場合は3年ごとに講習を受講して登録更新する必要があります。カード型の身分証明書は今のところありません。更に、独立開業(「貸金業」登録)される場合は「貸金業」の申請書+登録手数料を主務官庁(営業所数等により内閣総理大臣か都道府県知事)に納め、営業登録をする必要があります。
私の場合は業務上この試験科目の知識が必要で、既に実務上は勉強済の科目や他の国家試験と被る科目もあったので、バックグラウンド的には恵まれていました。今回、国家試験化(格上げ)されたため実力試しも兼ねて一石二鳥でありました。どんな国家試験でも年々難しくなりますので、必要な方は早めに合格しておきたいものです。
道程は遠いですが、「人生をかける」つもりで頑張れば「何とかなる」もんですわぁ。
続きは次回に。
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