アホ社長のブログ

社会福祉士。

2009年6月11日

本日(6月11日・木)は、突然ですが「資格試験合格体験記」の第17弾の登場です。http://www.kobayashihome.co.jp/sikaku/sikaku.php

第17弾は「社会福祉士」試験(資格)です。福祉に関する相談・助言・指導・援助等を業とする者を対象として行う試験です。今後受験を考えている方々の参考になれば良いなぁ~と思いますけど。

この資格は「社会福祉士及び介護福祉士法」という法律(昭和62年制定)に基いて行われる「名称独占型」の国家試験(資格)です。福祉系及び介護系試験の中では社会的ステータスが高い資格です。「名称独占型」資格ですから、「社会福祉士」の名称を使用しなければ、無資格者が業務を行っても全く問題ありません。登録者の殆どが公共機関や公的団体、各種施設等で勤務しています。民間での独立系事業所は殆どありません。

私(KOBA)がこの「社会福祉士」試験(資格)を受験し、合格したのは平成21年3月末の事でした(登録は同年4月)。受験資格は、一定の学歴・職歴等が必要で詳細に決められています。私の場合は4年制一般大学卒業なので、1年以上の「社会福祉士一般養成施設等」を卒業しなければ受験ができませんでした。2年制の専門学校通信課程(スクリーング2週間と現場実習2週間あり)で受験資格を取得しました。

試験は大きく分けて13科目(①社会福祉原論・②社会保障論・③公的扶助論・④地域福祉論・⑤心理学・⑥社会学・⑦法学・⑧医学一般・⑨老人福祉論・⑩障害者福祉論・⑪児童福祉論・⑫社会福祉援助技術・⑬介護概論)合計で150問(5択一マークシート方式・制限時間4時間)出題されました。合格点は150点満点で90点(60%)前後です(合格点は毎年変動します)。条件として各科目の全てに得点(最低1問正解でOK)がなければ、トータル点に関係なく不合格となります。⑫の科目だけは2科目に分かれていますので、それぞれの得点が必要です。絶対試験ですので60点以上で原則全員合格です。実技試験は現在のところありません。ちなみに、「精神保健福祉士」の資格登録者は①~⑧の科目が免除となります。

最近の合格率は約30%前後のようです。福祉・介護系業務経験者で2年以内で合格出来れば早い方だと思います。この試験は、少しでも苦手科目の克服をした方が良い結果になると思います。

私の場合は運良く1回目の受験で「社会福祉士」試験に無事合格する事が出来ました(合格証書はA4縦型です)。
私の勉強期間は、約3ヶ月間(模試利用)でした。受験される方のバックグラウンド次第ですが、最低でも2ヶ月以上の勉強期間は必要と思われます。
ちなみに、「社会福祉士」試験合格後の登録費用として厚生労働大臣へ登録免許税15000円と、試験団体への登録手数料として4050円を納付すると、「社会福祉士登録証」(A4縦型)が送付されて来ました。登録証交付後、(社)日本社会福祉士会に入会すると「会員証」(携帯用カード型・3年更新)が交付されます。「社会福祉士」の身分証明書として便利です。

独立開業される場合は営業許可というものが存在しませんので、自由に開業出来ます。しかしながら、この資格単体(1未満?)では相当の営業努力と人格等が備わっていなければ開業は難しい(食えない)と思います。関連する「業務独占型」資格との組合せ(兼業)によっては、[1+0.5=2~3]になる可能性は否定出来ません。要は使い方(利用)次第です。将来は「業務独占型」資格になる可能性も考えられますが、まだ時間がかかることと思います。最近の流れでは「必置型」として活用されるように徐々になってきました。

今年度(2009年)からは、受験資格や試験科目、実習時間等が大幅に変更となり、特に社会人受験生には時間的にも、費用的にも辛い試験になると予想されます。試験科目の大幅増加に関しては、増えても内容は今までと余り変わらないという話も聞きます。
道程は遠いですが、「人生をかける」つもりで頑張れば「何とかなる」もんですわぁ。

続きは次回に。

アーカイブ

ページトップに戻る