アホ社長のブログ

マンション管理士。

2004年5月26日

本日(5月26日・水)は、「資格試験合格体験記」の第3弾の登場です(私の会社HPの「資格の部屋」を参照して下さい)。http://www.kobayashihome.co.jp/sikaku/sikaku.php

第3弾は「マンション管理士」試験(資格)です。分譲マンションの管理組合等に対して、相談・助言・指導・援助等を業とする者を対象として行う試験です。今後受験を考えている方々の参考になれば良いなぁ~と思いますけど。
この資格は「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(略称・マン管法)」という法律(平成12年制定)に基いて行われる「名称独占型」の国家試験(資格)です。平成13年12月に第1回目の試験が行われました。当時は、「一級建築士(技術部分)」+「弁護士(法律部分)」に相当する「高度の応用能力を要する」、という国土交通省の謳い文句に踊らされた受験者がかなり存在したと思います。社会的ステータスは「不動産鑑定士」に次ぐとまで噂されていました。現に第1回試験には約12万人以上の受験申込があった程の熱狂振りでした。余りの合格率の低さのためか、将来性?のためか、現在は減少傾向にあります。「名称独占型」資格ですから、「マンション管理士」の名称を使用しなければ、無資格者が業務を行っても全く問題ありません。因みに、同法に基いて平成13年12月(1週間後)に第1回目の「管理業務主任者」試験も行われました。

私(KOBA)がこの「マンション管理士」試験(資格)を受験し、合格したのは平成14年1月の事でした(登録は同年4月)。
受験資格は、年齢・性別・学歴・職歴等に関わらず誰でも受験する事が出来ます。
試験は大きく分けて4科目(管理法令・管理組合・建物及び設備・マン管法)合計で50問(4択一マークシート方式・制限時間2時間)出題されました。合格点は50点満点で38点(76%)前後です(合格点は毎年変動します)。相対試験ですので上位から何%が合格という一種の競争試験です。1時間以内で終了出来たならば、合格圏内です。実技試験は現在のところありません。因みに、「管理業務主任者」試験合格者は5問免除となります。

最近の合格率は約7~8%前後のようです。誰でも受験する事が出来ますが、業務経験の無い一般人で3年以内で合格出来れば早い方だと思います。一般の受験者は「建物及び設備」科目(キラー科目です)の出来次第で他の受験者との差が付くと思われますので、少しでも苦手意識を排除した方が良いと思います。私の知人の1人はこの資格取得後、本社栄転になりました(ビックリ!)。今年の試験(12月予定)に家内(KOBA♀)と私の弟(蛇メタ)が挑戦する予定です。

私の場合は運良く1回目の受験で「マンション管理士」試験に無事合格する事が出来ました(合格証書はA4縦型です)。
私の勉強期間は、約0.5ヶ月間(独学・模試利用)でした。同年11月末の「米国CFP(上級ファイナンシャル・プランナー)」試験終了後の受験でしたので約0.5ヶ月間しかありませんでした(無理が祟ってか?親不知2本抜歯しました)。第1回目の試験でしたので、何を勉強して良いのか情報が錯乱していて検討が付きませんでした。とりあえず挑戦してみたら、内容は「建築士」+「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」+「宅地建物取引主任者」+「AFP(ファイナンシャル・プランナー)」+「管理業務主任者」等を混合した様な試験でした。上記の資格保有者や業務経験のある方にはラッキーだったと思います。私もその中の1人でした。初学者の方は、間口が広くて中深い試験なので、先に上記の試験又は関連資格取得後のステップアップの方が良いと思います。受験される方のバックグラウンド次第ですが、最低でも6ヶ月以上の勉強期間は必要と思われます。
因みに、「マンション管理士」試験合格後の登録費用として国土交通大臣へ登録免許税9000円と、試験団体への登録手数料として4250円を納付すると、「マンション管理士登録証」(A4縦型・5年更新)が送付されて来ました。他に手数料を支払えば試験団体から「マンション管理士証」(携帯用カード型・5年更新)を交付(希望者のみ)してもらう事が出来ます。独立開業される場合は営業許可というものが存在しませんので、自由に開業出来ます。しかしながら、この資格単体(1未満?)では相当の営業努力と人格等が備わっていなければ開業は難しい(食えないかも)と思います。関連する「業務独占型」資格との組合せ(兼業)によっては、[1+0.5=2~3]になる可能性は否定出来ません。この点は法律系資格の「行政書士」と似ているかもしれません。要は使い方(利用)次第です。将来は「業務独占型」資格になる可能性も充分考えられますが、時間がかかると思います。
道程は遠いですが、「人生をかける」つもりで頑張れば「何とかなる」もんですわぁ。

第4弾は「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」試験(資格)の予定です。

続きは次回に。

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