本日（６月５日・土）は「資格試験合格体験記」の第１３弾の登場です（私の会社ＨＰの「資格の部屋」を参照して下さい）。http://www.kobayashihome.co.jp/sikaku/sikaku.php　因みに、明日（６月６日・日）は次女（小５）と長男（小１）の「運動会」です。

第１３弾は「商業施設士」試験（資格）です。複合商業施設・屋内外ディスプレイ・店装工事・店舗設計・スペースデザイン業界等に就職している方や、これから目指している方を対象として行う試験です。今後受験を予定している方々の参考になれば良いなぁ～と思いますけど。
この資格は（社）商業施設技術者・団体連合会が行う民間試験（資格）です。私（ＫＯＢＡ）が受験した頃は、旧通商産業大臣告示及び旧建設大臣告示によって（社）商業施設技術者・団体連合会が行う「通商産業大臣・建設大臣認定」の公的試験（資格）でしたが、数年前に国の行政改革制度により「格下げ」になった試験（資格）です。この「格下げ」になった試験（資格）は各業界に一杯あります。受験される場合は「国家試験」、「公的試験」、「民間試験」、「検定試験」等の区別に注意して受験する必要があります。職業系資格（「建築士」や「施工管理技士」等のハード系）というより、業界人向けの知識系試験（ソフト系）と言った方が分かり易いと思います。因みに、今年度から下級資格の「商業施設士補」が認定校の「資格講習会」により続々と誕生している様です。

私がこの「商業施設士」試験（資格）を受験し、合格したのは平成８年１月の事でした（登録は同年３月）。
受験資格は、最近大幅に緩和され、１次（学科）試験は満２０歳以上で受験する事が可能です。２次（実技）試験は最終学歴に応じて一定の実務経験年数（１～５年以上）が必要です。また関連資格保有者（「一級建築士」、「二級建築士」、「木造建築士」、「インテリアプランナー」、「再開発プランナー」、「中小企業診断士（商業部門）」、「一級販売士」、「インテリアコーディネーター」、「商業施設士補（大卒）」）の場合は実務経験年数不要で受験する事が出来ます。
１次（学科）試験は４科目（構成計画・監理施工・商業一般・建築一般）合計９２問（５択一式・制限時間３時間２０分）出題されました。因みに、私の場合は「一級建築士」資格者のため「建築一般」科目が免除で、更に「インテリアコーディネーター」資格者のため「商業一般」科目も免除でした（ラッキー！）。今年からの「商業施設士補」資格者は１次（学科）試験が免除らしいです。１次（学科）試験に関しては解答時間の半分で終了出来たならば、合格圏内です。合格点は現在公表されていませんが、６０％以上と推測されます。２次（実技）試験は設計製図試験で、これは制限時間３時間３０分で要求された図面等（平面図・透視図、他）を書き上げるものです。因みに、私が受験した頃は１次（学科）・２次（実技）試験同時受験が原則で、１次（学科）試験のみ合格の場合は１年間有効でした。

最近の合格率は約３０～５０％前後（最終合格率）のようです。プロ用試験ですので、２年以内の合格で標準と考えられます。私の場合は２次（実技）試験の「透視図（彩色付）」を重点的に練習しました。これは結構ハードな作業でした。１次（学科）試験については、技術系資格の中では比較的易しい方だと思います。

私の場合は運良く１回目の受験で「商業施設士」１次（学科）・２次（実技）試験共に無事合格する事が出来ました（合格通知書は封書です）。私の勉強期間は１次（学科）・２次（実技）試験対策合計で約１．５ヶ月間（１次独学・２次講習（２日間）利用）でした。実務経験の中身にもよりますが、後学者の方には最低でも４ヶ月以上（１次・２次合計）の勉強期間を確保して欲しいと思います。
因みに、「商業施設士」試験合格後の登録費用として（社）商業施設技術者・団体連合会へ１２３６０円の手数料を納付すると「商業施設士登録証」（Ａ４縦型、現在はＢ４縦型・３年更新）と「商業施設士登録証」（携帯カード型・３年更新）が送付されて来ました。その後、「商業施設士事務所」の登録票（看板）を交付してもらいました（希望者のみ）。独立開業される場合は、営業許可が存在しませんので、自由に開業出来ます。自分の努力次第で「商業関係スペシャリスト」になる事も充分可能です。
道程は遠いですが、「人生をかける」つもりで頑張れば「何とかなる」もんですわぁ。

第１４弾は「福祉住環境コーディネーター」試験（資格）の予定です。

続きは次回に。